略歴 – EN
後藤了子は東京生まれのアーティスト。2013年よりニューヨークを拠点に活動し、現在は東京とニューヨークの両都市にアトリエを構えている。武蔵野美術大学短期大学部美術科卒。
制作は絵画、写真、映像を通じた「直感的抽象」に基づいて展開しており、油彩、墨、金箔、岩絵具などの素材を、作品ごとに直感的に選んで用いている。視覚言語は、ニューヨーク・スクールの抽象表現主義と、日本の伝統的な美意識の両方に影響を受けている。
哲学的なアプローチを好み、後藤のフィルターを通しているが普遍的に捉えられるような表現を追求している。
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主な経歴
- 2008年、東京のアートフェアにて《Inori - uutoutou》がコレクターにより購入され、それをきっかけに南アフリカ・ケープタウンの高級ヴィラ「Waterline」のための7メートルの作品を受注(2010年)。現在もリビングに設置されている。
- 映像作品《ENMAN》(2014年)が、フランス・クレルモンフェランで開催されたVIDEOFORMES国際フェスティバルにて正式選出され、Prix Videoformesにノミネート。
- 2015年 照屋勇賢氏、2020年 松山智一氏のアシスタントとして、異なるコンセプトアプローチに触れる。
- 2016年 コロンビア大学にてサマー・フォトグラフィー・インテンシブ(短期集中プログラム)修了。
- 2018年より、ニューヨークのFresco Decorative Artsにて、金箔、漆喰、グレーズなどを用いたハイエンド空間の装飾に従事。アメリカ国内外のプロジェクトに関わっている。
作品は、建築やインテリア分野の専門家を含む国内外のコレクターに収蔵されている。現在も東京とニューヨークを行き来しながら活動している。